一ノ蔵門脇杜氏の最高の一本、本来の自分の一本が生まれた
杜氏の特別な特別な一本
令和三年度、宮城の名工として表彰された一ノ蔵・門脇豊彦総杜氏。宮城県の酒造好適米・蔵の華。酒米研究会の前会長が、今回なんと宮城県で初めて「蔵の華で特等米」を出してくれた。名工受賞のタイミング、特等米の蔵の華。すべてのタイミングが整って生まれた一本。「この酒米の可能性を見つける最高のチャンス」と思ったそう。いやぁ・・・素晴らしい。門脇杜氏が「本来の好みの味」だとおっしゃっていて。蔵の華はかたい米、食中酒向きと思われているお米を磨き上げ、その可能性を大きく広げた意味ある一本。決してぷんぷんと香るいわゆる香り系ではない。けれど、口の中にふわっと広がる香りは柔らかく、ゆかしい。飲んだ後がふわっと消える透明感。なんだ・・・このお米でこのふくらみとうまみを感じる純米大吟醸。なんともいえない上質な軽快さ。うちのスタッフがみな驚いていました。今年、宮城県清酒鑑評会受賞も果たしたお酒。門脇杜氏は「蔵人全員の総意でとれた賞」だと。
蔵に行くと、広大な敷地と蔵の大きさに驚く。それ以上に驚くのは、あの規模で「とことん手作り」だということ。ほんとにすごい覚悟で繋げてきているのだと思う。
一ノ蔵の総杜氏・門脇杜氏は、蔵人全員を一人一人を気にかけ、一人一人にちゃんと声をかける。杜氏自ら40人の蔵人全員の個人面談も一ヶ月半かけて、年に数回行うそう。ちゃんと一人一人と向き合わないと、仕事の理解や悩みや、普段から気づいてやれないからと。面倒見のよさはお人柄から感じるが、それだけで続けてこれることじゃない。あの空気感、杜氏と蔵人の日々積み重ねてきた信頼なんだろうなとすごく感じてしまう。人間力に惚れてしまう。地元の水、地元の農家、地元の米を守り、大事にしてきている一ノ蔵さん。この大崎市松山のこの地に、一ノ蔵がある。初代社長である松本善作氏がこの地を選んだ。それが歴史の始まり。常に農業の視点からの酒造り姿勢を守る。そして今も、誰もがあっと驚く、心踊る酒を造り続けている
商品スペック
- 蔵 元 :
- 一ノ蔵
- 杜 氏 :
- 門脇 豊彦
- 酒 質 :
- 純米大吟醸酒
- 原料米 :
- 宮城県産蔵の華100%
- 精米歩合 :
- 35%
- 日本酒度 :
- -5~-3
- アルコール度数 :
- 16度
- 配送種別 :
- 常温(クール推奨)
蔵元紹介
一ノ蔵(いちのくら)宮城県大崎市
農業の視点から考えた酒造り。そして南部杜氏の伝統を守る。この思いを強く強くもっている一ノ蔵。農業を中心に考えていくことで生まれる広がり。農家の方、地域の方と関わり、繋げていく。これが先代から繋がっている想い。一ノ蔵さんのお酒に使う酒米は、顔が見えます。農家の気持ちがわかるから、想いも強くなる。たくさんの蔵人ひとりひとりが「いちのくら」の酒に誇りを持っていて、社員ひとりひとりが「大のいちのくらファン」でもある。蔵人をまとめる門脇豊彦杜氏がよく「蔵人の飲まない酒は造らない」と話すほど、愛情が深い。「酒造りの先の人作り」。杜氏や蔵人は大変な事なのに、楽しそうに見えるのは私だけだろうか。門脇杜氏のワクワクや意気込みがこちらまで伝染してくる。あの空気は杜氏と蔵人の信頼でしかない。定番酒の無鑑査は今なお「ほっとする」晩酌の名品。日本酒のシャンパン「すず音」は、発泡清酒の草分け的存在。笙鼓(しょうこ)は、小さな小部屋で仕込まれる大和撫子のような雫酒。宮城でも大きく有名な蔵と思われているが、あの規模でとことん手造り。誰もがあっと驚く、心躍る酒を、昔も今も造り繋げている酒蔵。
むとう屋のこだわり
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宮城の酒蔵が
造った日本酒のみ!宮城・松島「むとう屋」の日本酒は、宮城県の酒蔵さんが造った日本酒のみです。「顔が見える日本酒」を大事に売っていきたいという店主とスタッフの思い。宮城にはたくさんいい酒蔵さんがたくさんあって、本当誇りに思います。いい水、いい米、いい人たちが繋がっています。
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蔵元と造り手の
気持ちを大事に!日本酒は農産物です。どんなに同じ原料を使っても、毎年の気候や気温、お米の状態や水の状態、ほんと同じ答えがなくて、杜氏さん蔵人さんにとって、キセキで生まれる一本はないんだなとしみじみ感じます。思いと経験。それが1+1が何倍にもなる。だから大事に伝えたいなと、いつも思っています。
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楽しく、おいしく
飲んでください!難しく考えないで、これ美味しい!これが自分に合うなーみたいな、今日のごはんおいしいなーみたいな雰囲気を楽しむのが一番幸せだなって思います。日本酒を造った人の顔やそのとき大変だったこと、上手くいった事とかを知ると美味しさひとしお。かたちにとらわれず、楽しく飲んでください、ぜひ。
季節による日本酒の特徴

※日本酒ごとに違いがありますので、特徴の一つとしてご参考ください