美しき生熟、真鶴癒し酒スペシャル☆
春先に搾ったお酒を、火を入れず、搾ったままの無濾過生原酒を低温でしっかり熟成させました。その時あえて、オリの上に生原酒をゆりかごのように寝かせて、旨味や風味をお酒に与えました。ワインのテクニックでいうシュール・リー。春先よりも長い余韻、冷もいいですが10~15度くらいで飲むのも美味。
酒米の王者・山田錦純米大吟醸タンクの底にあるうすにごり滓部分だけを贅沢瓶詰め。盛川杜氏の逸品。
テロワール。米をとりまくすべての環境、お酒をとりまくすべての環境。それが酒蔵の味につながっていく。その思いで仕込んだお酒。
盛川杜氏の日本酒は、糖分がしっかりアルコールに変わるまで発酵させる「完全発酵」で仕込まれます。米の旨みはしっかりあるが、甘くないスッキリした味わいに仕上がる発酵。ボディはあるが脂肪分の少ない体という雰囲気。今回しっかりと生原酒の魅力が満開。最初の口当たりと余韻。瓶詰するのに火入れしたものと生原酒を飲み比べましたが、まったく違う。どちらも美味ですが、私たちは生原酒の瓶詰をお願いしました。味の濃いものあいますね。最近だと、チーズをカリカリに焼いたものや、キノコ類をペッパーやスパイスで味付けし、片栗粉をまぶしからっと焼き上げたフリッターみたいなものも抜群。最高です。日本酒は、まったく同じ味わいには出会えないと思います。過去に大ブームを巻き起こした「癒し酒」。あの記憶もいまだに強いけれど、今回の透き通るような感覚さえある生原酒の旨さは、熟成を重ね、透明感がます。今の甘さの感覚から、おそらく今回のスペシャルは時間を追うごとにすっきりとしていきそうな予感。自分で育てる感覚があります。
商品スペック
- 蔵 元 :
- 田中酒造
- 杜 氏 :
- 盛川泰敬
- 酒 質 :
- 純米大吟醸無濾過生原酒うすにごり
- 原料米 :
- 山田錦
- 精米歩合 :
- 50%
- 日本酒度 :
- +1.5
- アルコール度数 :
- 16度以上17度未満
- 配送種別 :
- 冷蔵
蔵元紹介
田中酒造(たなかしゅぞうてん)宮城県加美郡加美町
職人気質な穴場蔵。1789年創業の田中酒造店。宮城県内でも庄内系の流れをくむ酒蔵。石畳の風情と白壁塗の建物、昔の建物がそのまま残っているなんだかとても雰囲気がいい。手間暇かかる蓋麹での麹つくり。山廃造り、生もと造りという伝統製法。多くのファンに晩酌酒として愛される「真鶴の山廃」。伝統酒「真鶴」と新生チャレンジ酒「田林」のふたつの看板酒。真鶴の一番の個性は「水」かもしれない。中軟水。加美町の色麻地区という場所から昏々と湧く水。どんな時でも枯れることがなかった水。この水が、真鶴の味の決め手に。まったりさらり、真鶴特有の雰囲気を醸し出す。麹作りは、手間暇かかる蓋麹。温度調節も機械じゃない、人間の判断と決断力。感覚が研ぎ澄まされるすごい手法。そして蔵内の空気にいる自然の乳酸菌を取り込む「山廃仕込み」。櫂棒で米をすりつぶす「もとすり」は、なかなか素人がやっても米をつぶすことが出来ず、相当大変な作業(体験しましたが、無言になります(汗)。ただ、本当に丈夫な酒ができる。生もと造りで仕込んだ「田林 特別純米酒」は、熱燗をつけたときのフルボディな旨さ、最高に旨く、これを飲んだら他を飲めない!と話す燗酒ファンの心をわしづかみ。宣伝下手な職人気質。その性格もふくめて、真鶴さんは好みの味なんです、なんだかハマる。宮城でも個性派蔵、必見。
むとう屋のこだわり
-
宮城の酒蔵が
造った日本酒のみ!宮城・松島「むとう屋」の日本酒は、宮城県の酒蔵さんが造った日本酒のみです。「顔が見える日本酒」を大事に売っていきたいという店主とスタッフの思い。宮城にはたくさんいい酒蔵さんがたくさんあって、本当誇りに思います。いい水、いい米、いい人たちが繋がっています。
-
蔵元と造り手の
気持ちを大事に!日本酒は農産物です。どんなに同じ原料を使っても、毎年の気候や気温、お米の状態や水の状態、ほんと同じ答えがなくて、杜氏さん蔵人さんにとって、キセキで生まれる一本はないんだなとしみじみ感じます。思いと経験。それが1+1が何倍にもなる。だから大事に伝えたいなと、いつも思っています。
-
楽しく、おいしく
飲んでください!難しく考えないで、これ美味しい!これが自分に合うなーみたいな、今日のごはんおいしいなーみたいな雰囲気を楽しむのが一番幸せだなって思います。日本酒を造った人の顔やそのとき大変だったこと、上手くいった事とかを知ると美味しさひとしお。かたちにとらわれず、楽しく飲んでください、ぜひ。
季節による日本酒の特徴

※日本酒ごとに違いがありますので、特徴の一つとしてご参考ください