宮城最北端の蔵・金龍。飲み手がうなる貴重な南部流の酒。
今期、御年80歳の照井杜氏と、若手が蔵に集結。数名での仕込み、本当に全員が全てを見る。今年は仕込み量こそ少なかったが、その出来栄えは素晴らしい。今回の酒造好適米「蔵の華」は、例年の米質とは大きく異なりました。通常固い米と言われる酒米。軟らかで醪中でのお米の溶けもいいことから、浸漬のときの吸水をコントロールし、麹造りや醪の仕込みのときは、いつもより米を乾かすようにしたそうです。しぼってなお、香り味わいを確認しながらの四か月の熟成。
青リンゴの若々しい果実の様な香り。爽やかで甘い香り、昨年よりも軽さを感じるが、これはだんだんと味わいの厚みを増していく。ほのかな苦みと酸味が後味をひきしめて、大人夏酒な味わいに。最高に美味。
商品スペック
- 蔵 元 :
- 一ノ蔵金龍蔵
- 杜 氏 :
- 照井 丸實
- 酒 質 :
- 特別純米生酒
- 原料米 :
- 蔵の華
- 精米歩合 :
- 55%
- 日本酒度 :
- +2~+4
- アルコール度数 :
- 15度
- 配送種別 :
- 冷蔵
蔵元紹介
一ノ蔵金龍蔵(いちのくらきんりゅうぐら)宮城県栗原市
山に守られた金龍蔵。冬には米が凍るほど、宮城で一番寒い蔵だ。入口に足を一歩踏み入れた瞬間、150年以上変わらぬ姿と空気感は圧巻でぞくぞくします。小さな小さな仕込。一日おきに醪(もろみ)を一本ずつ仕込む「半仕舞(はんじまい)」。金龍蔵は、全国でも貴重な全量「蓋麹(ふたこうじ)」を使っているのも魅力。機械だけに頼らない手作業で、3~4時間置きに積み替える。五感が研ぎ澄まされる麹造り。木桶での仕込も行っており、この蔵では自身の判断力と決断力が必要となる。18歳から、名杜氏と言われた父と共に、酒造りの道へ進んだ照井丸實杜氏。80歳近くなるが、その感覚たるもの素晴らしく現役。ピリピリと張り詰めた吟醸造り。照井杜氏の醪は、シルクのような美しさでオーラが違う。謙虚であたたかく、南部なまりが愛しくなる、素晴らしい人照井杜氏。人・自然・伝統。金龍蔵はしっかり残していきたい酒蔵。
むとう屋のこだわり
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宮城の酒蔵が
造った日本酒のみ!宮城・松島「むとう屋」の日本酒は、宮城県の酒蔵さんが造った日本酒のみです。「顔が見える日本酒」を大事に売っていきたいという店主とスタッフの思い。宮城にはたくさんいい酒蔵さんがたくさんあって、本当誇りに思います。いい水、いい米、いい人たちが繋がっています。
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蔵元と造り手の
気持ちを大事に!日本酒は農産物です。どんなに同じ原料を使っても、毎年の気候や気温、お米の状態や水の状態、ほんと同じ答えがなくて、杜氏さん蔵人さんにとって、キセキで生まれる一本はないんだなとしみじみ感じます。思いと経験。それが1+1が何倍にもなる。だから大事に伝えたいなと、いつも思っています。
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楽しく、おいしく
飲んでください!難しく考えないで、これ美味しい!これが自分に合うなーみたいな、今日のごはんおいしいなーみたいな雰囲気を楽しむのが一番幸せだなって思います。日本酒を造った人の顔やそのとき大変だったこと、上手くいった事とかを知ると美味しさひとしお。かたちにとらわれず、楽しく飲んでください、ぜひ。
季節による日本酒の特徴
※日本酒ごとに違いがありますので、特徴の一つとしてご参考ください